表紙なし。
ADHD-RSは、現在日本で主にADHDの症状評価に用いられている評価スケールで、本書はDSM-5(「精神疾患の診断・統計マニュアル 第5版」)用のADHD評価スケールの解説書です。
ADHD-RS5は、DSM-5に診断基準を反映し作成されているため、発達段階に応じで判断できるような工夫と機能障害の項目が新設されています。
今後、ADHD-RS5がADHD-RSに変わり、症状の頻度、程度における判定の参考となるので、ADHDの臨床に関わる専門家をはじめADHDの理解と支援に関わる方必携の一冊といえます。
◆目次
序文
第1章 ADHD評価スケールの概要
本書の目的
ADHD Rating Scale–5の背景と解説
実施方法と採点方法
第2章 因子分析
一般的な方法
標本および方法:家庭版の因子分析
参加者
実施方法
標本および方法:学校版の因子分析
参加者
実施方法
家庭版および学校版の症状スケールの検証的因子分析
結果
考察および結論
家庭版および学校版の機能障害スケールの検証的因子分析
結果
考察および結論
第3章 標準化および標準データ
標準データの作成:標本および方法
ADHD Rating Scale–5家庭版
参加者
測定法
実施方法
ADHD Rating Scale–5学校版
参加者
測定法
実施方法
標準データの作成:結果
ADHD Rating Scale–5家庭版
ADHD Rating Scale–5学校版
ADHDの症状評価と機能障害評価の関係
性別,年齢,人種/民族による差
ADHD Rating Scale–5の症状評価
親による症状評価
教師による症状評価
性別,年齢,人種/民族による症状評価の差のまとめ
ADHD Rating Scale–5の機能障害評価
性別,年齢,人種/民族,症状評価による機能障害評価への効果のまとめ
ADHDの状態に関する疫学